大豆イソフラボンの効果と影響

大豆イソフラボンというのは、読んで字のごとく大豆のイソフラボンのことです。
主に大豆の胚芽に多く含まれているフラボノイドの一種のため大豆イソフラボンといわれていて、大豆発酵食品である味噌や納豆などに多く含まれています。

日本では昔から大豆は体にいいと言われ好まれて来ましたが、健康ブームも相まって近年注目されています。
どうしても大豆を沢山食べなければならないという訳ではないんですが、豆腐や納豆などの大豆製品は比較的日本ではなじみがあり、摂取しやすいですよね。
特に日本人は、お味噌汁を摂取する習慣がありますからイソフラボンの中でも大豆イソフラボンはなじみも深いんだと思います。
アメリカでも医学的にも美容的にも、女性ホルモンとの関係に早くから着目されて来たようです。

ただし、大豆イソフラボンでも単なる大豆イソフラボンとアグリコン型大豆イソフラボンというのがあり、体内に吸収されやすいのはアグリコン型です。
だいたいの大豆加工食品に含まれているのはただの大豆イソフラボンで、アグリコン型ではないのですが、分解にある程度時間がかかるだけで、身体のとっては十分な栄養分にはなりますから、毎日大豆食品を食べていれば、コンスタントに吸収出来ることは間違いありません。

もし、即効性のあるアグリコン型を摂取したいのであれば、一般的には大豆加工食品である、おなじみの、お味噌なんですが、一日に必要な量を、お味噌汁だけで補おうとすると何杯も飲まなければいけません。そうなると今度は塩分の取りすぎという問題が出てきます。

これらのことを考えると当たり前ですが、日ごろの食生活から健康を管理するのって結構気を使うものですね。
そうなると、他の方法で大豆イソフラボンを摂取しなければと思い、サプリメントに頼る方が多いみたいなんです。

通常の大豆食品から摂取してもよいイソフラボンの量は70グラム程度で、納豆1パックには30グラム程度が含まれているようです。
ただ、納豆に含まれているのはアグリコン型ではありませんから、食べても効くのは翌日位になりますが、納豆はよく練って、しっかりと粘り気を出してから、20分ほど置いておくと吸収されやすくなるそうです。
ということは、食事の準備をするときは、納豆をあらかじめ練ってから他のおかずを作るのがポイントとなりますね。

ただ、いくら身体に良いからといっても食べすぎには注意が必要です。
1日の摂取量は男性なら70グラムまでくらいなら問題ありませんが、女性の場合、ホルモンとの関係から閉経前の方は50グラム程度までで、閉経後の方なら男性と同じ70グラムまでは摂取可能とされていますから、摂取量にも気を使わなければなりませんね。

ちなみに大豆イソフラボンが豊富に含まれている代表は豆乳ですが、豆乳が苦手という方が摂取する目的にサプリメントを飲まれるるようです。
また、黄な粉の中にも結構入っているようですからおすすめです。

豆腐やおから、納豆などは非常にリーズナブルでヘルシーな食品ですから、美容や健康面からは食生活を変える必要があるのではないでしょうか。

現在は15種類ほどの大豆イソフラボンが出回っているそうですが、全ての大豆食品に全ての大豆イソフラボンが含まれているという訳ではないのです。

大豆イソフラボンは女性ホルモンと深い関わりを持っていると言われていますから、更年期障害にも関係してきます。
更年期障害は女性ホルモンバランスの乱れ等が原因で起こる生理的現象なので、ストレスや体調不良に高い効果を発揮するようです。
また、女性にとってバストアップ効果というのも期待出来き、美白効果も高くお肌にもいいと評判です。

最近では、大豆イソフラボン配合のサプリメントはもちろんのこと、化粧水も多く出ています。
特に、ふんだんに大豆イソフラボンが含まれているという豆乳を使った化粧水は大変人気になっているようです。
また、大豆イソフラボン液というのが市販されていて、グリセリン精製水を混ぜれば、手作りの自然派コスメ化粧水が手軽に出来るそうです。

豆乳を飲むのは苦手でも、化粧水として肌に使用するのには抵抗がないようですね。
ちなみに豆乳化粧水は老舗のお豆腐屋さん商品化しているというのは少し意外ですが、豆乳をうまく活用しているのはさすがのように思います。
また、この化粧水は脱毛効果も高いようですし、実際、無駄毛処理のアフターケアアイテムとして出されている化粧水もあります。
男性用もあって、ヒゲの濃い人に愛用されているようです。いろんな使い道がありますね。
育毛、発毛にもどうやら効くようです。
大豆イソフラボン自体が育毛、発毛効果を発揮するのではなく、カプサイシンを一緒に摂取することにより、効果が出るということなのです。

カプサイシンはご存知のように、唐辛子などに含まれている辛味成分で、血行をよくしたり、代謝を促したりする作用を持っています。
大豆イソフラボンは女性ホルモンに関係した物質ですから、カプサイシンの刺激と、大豆イソフラボンの優しさとの相乗効果で育毛、発毛に効果が期待でき、これらが配合されている商品がよくあります。
実際、育毛効果を実感している人は沢山みえるようです。

豆腐や納豆などの大豆製品はダイエットメニューの定番とも言えますから、健康的に痩せたいと思えば、お世話になる必要があります。

メタボが気になる体系の方は、大豆イソフラボンを考えた食生活をしたほうがいいようですし、男性の癌や心臓病の予防にも効果を発揮するって言われてます。
女性にとっては女性ホルモンを調節しながらダイエットが出来て、さらに美肌効果も期待できますから大切な栄養分でもあるのです。
実際、不妊治療の一環として飲み始めたところ、気が付いたらダイエット効果があったとおっしゃる方も見えたようですし。
ただ、妊娠中、特に初期の段階では過剰摂取はよくないようでので気をつけましょう。