これからの寒い冬でも熟睡(その2)

熟睡できた朝はすっきり起きることができます。

さらに、寒い冬でも起きやすい環境を作ることで、朝が苦手の方でも、たいした努力をせずに布団から出やすくなります。

朝は目が覚めたら、すぐに明るい光を浴びるようにします。
強い光は、最もの目覚まし効果があるからです。
もちろん太陽の光を直接浴びるのが一番いいのですが、日の出の時刻が遅い、あるいは曇り等の日は、部屋の照明だけでもパッと全灯にしましょう。

夜に明るい光を浴びると、睡眠ホルモン・メラトニンが減ってしまいます。
夕食以降は、少し暗めの白熱灯の下で過ごすと、自然に眠気が催されます。

テレビやパソコンも、寝床に入る1時間位前には切り上げてしまいましょう。
眠るときは暗いほうがよく眠れますが、暗闇が不安な人は、豆電球を点けておきましょう。

低血圧や低体温の人は、朝、布団を出なければいけないことが分かっていても、体が言うことを聞いてくれないものです。

そんなときは、布団の中で寝転んだまま、等尺性運動をしてみましょう。

まず、6~10秒間、全身に力を入れ、次に同じく6~10秒間、完全に力を抜きます。これを3セットもすれば、血圧と体温が適度に上がってきます。

荒業として、あの明治の英雄、西郷隆盛さんも行っていた方法だそうですが、起きなければならない時間がきたら、掛け布団や毛布を足元まで蹴飛ばしてしまうのです。

こうすれば寒くて寝ていられなくなり、イヤでも眼が覚めます。
ただし、高血圧や心臓病などがある人は、決してしてはいけません。