セルライトを理解し老廃物を撃退

セルライトのおさらいしてみます。

何と女性の9割にも及び発生すると言われるセルライトとは、脂肪細胞の中に老廃物が蓄積され大きく成長した状態のことをいいます。

この老廃物の蓄積が進み、皮膚の表面が「でこぼこ」とした状態で現れてしまうのです。

特に太ももやお尻、ウエストにはセルライトが発生しやすいので注意が必要です。

では、なぜ老廃物が蓄積されてしまうのでしょうか。
それは、リンパ液の流れが悪くなることが原因として考えられます。

通常リンパ液は順調に体内で循環されると、やがて老廃物を回収し腎臓に送られて処理されます。
しかし、リンパ液の循環が悪くなると老廃物が回収されずに蓄積され、セルライトとして身体の表面に現れてきます。

ところが困ったことに、リンパ液は自分の力では流れることが出来ません。

そこで、ストレッチを毎日の習慣とし、筋肉を動かすことでリンパ液の流れをスムーズにしてあげるのです。

毎日のストレッチで筋肉や関節をやわらかくし、リンパ液の流れを改善させることが、セルライト撃退への近道となります。

そこで朝晩3分間のストレッチを行います。
部屋にある椅子やテーブルを使って手軽に行えますし、ポイントは、朝一番と寝る直前に行うことです。

朝一番に行うのは、寝ている間に溜まった老廃物を流してしまうためです。
また、寝る直前に行うのは、一日の溜まった老廃物を腎臓に送り出し、寝る前に処理させるためです。

リンパ液を効率良く流すためのポイントは、脚の裏側全体と股関節の筋肉や関節を重点的に伸ばす方法です。

1.脚の裏(特にふくらはぎ)全体の筋肉を伸ばす

椅子の背もたれか、テーブルに両手を掛けて片足を前に出し、もう一方の脚を後ろに、脚の裏全体の筋肉が伸びるのを意識します。基本は背筋をのばし反動をつけずに、片方の脚で約20秒間ゆっくり行います。(これだけは両手で体重を十分に掛けられるのであれば、両脚一度に伸ばしてもいいですよ。)

2.次はさらに脚の裏のストレッチです。

掛けた両手の間に頭を沈めて、1で後ろに伸ばした片方の脚を今度は前に持ってきてかかとだけ床につけ、つま先は浮かせます。背筋をまっすぐ伸ばし、脚の裏側を伸ばします。これも片脚20秒間です。

3.股関節のストレッチ。

手は掛けたまま、片脚は膝を曲げお尻を沈め、もう一方の脚は後ろに伸ばし膝を床に着け、股関節を伸ばします。膝から股関節、背中のラインが一直線になるようにします。これも片脚20秒間。

4.股関節とお腹のストレッチ。

3のままの姿勢で後ろに伸ばした脚側の手を挙げ後ろに反らし、股関節からお腹が伸びるのを意識します。これも片側20秒間。

1日2回、朝晩たった3分のストレッチでセルライトを予防し美しいボディを維持しましょう。