むくみを解消しスレンダー体型に

むくみの原因をふり返ってみます。
1 長い間おなじ姿勢をとり続ける(仕事で長時間椅子に座っていたりなど、下半身の血液循環が悪くな   り低いところに水がたまる)
2 塩分の摂りすぎ( 細胞の外に水分が出てしまい細胞の中に戻ってこれない状態)
   (スナック菓子やインスタント食品をよく食べる)
3 カリウム、カルシウム、マグネシウム不足(体内の水分調整、尿の排泄に影響)
4 女性ホルモン(月経で水分をためるホルモンが影響)
5 リンパ菅内のリンパ液の流れが悪くなる(リンパ液は流れがゆっくり)

解消法
・膝(ひざ)の曲げ伸ばし、つま立ち、軽い散歩するなどこまめに体を動かす。
これは解消法でもあり、予防でもあります。運動はむくみに限らず生活を円滑に営むためには基本中の基本です。激しい運動は必要ありません。基礎代謝を上げる、若しくは維持することにより細胞を活性化させ生命の恒常性を維持することができます。

・マッサージでほぐす。
むくんでしまったら、マッサージをしてあげましょう。体調も悪くなく、下半身のむくみがある場合は、リンパ液の流れが悪い可能性があります。 末梢(心臓から遠い手足の先の方)から心臓に向かって一方向にマッサージをするのがよいでしょう。リンパ管は血管の静脈と同じで逆流を防ぐ弁が付いています。圧がかかることにより弁が開きリンパ液がながれやすくなります。逆に心臓に近いほうから遠い方に向ってマッサージをすると、弁が閉じてますますむくみますので要注意です。マッサージ方法のイメージとして、下半身の場合、とくに膝から下を両手で包み込むように「モミモミ」しながら心臓の方へ進めるといった感じです。

・お風呂などで温める。
血流を良くし、細胞の働きをよくするためです。ただし、身体の深部から温めるためには、「ぬるめのお湯でゆっくりと」をおすすめします。

・むくんだところを心臓より高く上げる。あるいは心臓と同じ高さにする。
単純な考えですが、朝むくみが改善されているのは寝る(横になる)ことによって重力が平均化されるためです。

・アルコール摂取を控える。
これも単純なことですが、むくんでいるのに血管の中は脱水状態です。お付き合いなどで飲まなくてはいけない時は飲んでいるときも、こまめな水分補給をお勧めします。また次の日の水分補給も大切ですが、飲んだ寝る前の水分補給も大切です。お酒を飲んだ次の日の顔のむくみには水・ぬるま湯で交互に顔を洗うなど刺激を与え、血行をよくすれば早めに改善されます。

・ビタミン、ミネラルをしっかり取る(カリウム、カルシウム、マグネシウム など)。
その生理的働きは前にも書きましたが、むくみやすい人はこれらを摂取できていないのが案外多いです。むくみを解消するものとしてウリ科の食べ物(すいか、きゅうりなど)、カリウムを多く含む食べ物(バナナなど)、ビタミンB群を多く含む食べもの(豚肉、豆腐、あずき、かぼちゃなど)です。特にあずきは、利尿作用のあるサポニンが多く含まれ、以前からむくみに効果的と言われ、スイカはシトルリンというアミノ酸にむくみ解消作用があります。ご参考までに。

むくみを放置していると、ますますむくみやすい身体となってしまします。気をつけましょう。