むくみの原因3

むくみの原因のひとつにアルコールもあります。

お酒を飲んだ次の日の朝にパンパンになったという方は多いのではないでしょうか?
お酒は血管内には水分が無く、血管外に水分が出してしまう状態となります。これは血管内脱水といって、むくんでいるのにもかかわらず脱水状態となることです。

飲んでしまった次の日はスポーツドリンク(水やお茶でも可)などを飲んで早めにアルコールを体外に出すことが必要です。おそらくのどが渇き、水分を補給したくなると思いますが・・。
ただし、水分の摂りすぎも血流が多くなり腎臓に負担がかかるので注意です。
難しいですね。要するにお酒類の飲みすぎには気をつけて、ということです。

そのほかむくみの原因にビタミン、ミネラルの不足があります。

カリウム不足
人体に必要不可欠な電解質(水にとかしたとき、水溶液が電流を通す物質)のひとつです。
カリウムはナトリウム(塩分)と表裏一帯の作用をします。細胞内外でお互いのバランスがうまく保たれ体内の水分調整をおこなう物質です。
体内でカリウムが不足するとナトリウムの濃度が優位となりナトリウム濃度を薄めようと細胞が水分を多く吸収するので、細胞は膨張し、次第に血管を圧迫していって、血圧が上昇します。
と同時にむくみがおきるのです。つまり、血圧を下げる効果があります。
ちなみに、何らかの電解質異常でカリウム値が上がりすぎると致死的不整脈となります。ご参考までに・・

カルシウム不足
カルシウムはミネラルの中でも最も多く体内に存在し、ビタミンDの働きにより体内に吸収されます。
摂取量が多ければ吸収量・尿中排泄量は増加します。逆にカルシウムの摂取量が少なければ吸収率は上昇し、尿中排泄量は低下します。
カルシウムが不足すると高血圧や動脈硬化、糖尿病、肥満など多くの病気を引き起こす可能性があります。また、極端な不足により、筋肉の痙攣(けいれん)が起こることがあります。

マグネシウム不足
マグネシウムはエネルギーの代謝を助け、タンパク質の合成に関与し、骨の合成にも関与する成分です。
また、カルシウムと同様にナトリウムと相対的な働きがあります。
したがって、不足するとむくむことがあります。

そのほか女性では女性ホルモンがむくみに影響します。
特に月経直前の1週間前から月経中までむくみやすくなります。
これは女性ホルモンの一種である黄体ホルモンに水分をためる働きがあるからといわれています。
それ以外でも、ホルモンの分泌バランスが崩れるとむくむことが多いようです。
閉経後の更年期でのむくみはこのような関係があります。
なお、そのことで悩むことによってとストレスとなり、さらにむくんでしまうという悪循環になってしまうこともあります。