むくみの原因1

むくみは特に女性にとって大きな悩みのひとつです。
むくみは体内循環の悪さだけでなく、なんたって見た目もワンサイズアップのように見られるからです。

それでは、どうしてむくみが起きるのでしょうか?
重大な病気が隠れている場合は別として前述したように、原因のひとつに体内の循環が悪くなったときに起きます。

たとえば仕事で1時間以上椅子に座りっぱなしなど、末梢(足など)を長時間心臓より下にした同じ態勢でいた時は要注意です。
心臓から送られた血液は動脈と呼ばれる血管により全身にまわり、栄養を与えまた心臓に戻ってきます。

栄養の無くなった血液は心臓にもどってくるまで静脈と呼ばれる血管に運ばれてきますが、静脈はそれ自体弁が付いていて心臓に戻ろうとする血液が逆流しないような働きがあります。しかし、逆流は防いでくれますが動脈みたいに圧は強くありません。(ちなみにリンパも同じと思ってください。)
したがって、心臓に血液を戻すためにはそれなりの圧力が必要です。
なんせ、低いところから高いところへ運ばなくてはいけませんから。

その圧力の役割を担っているのが筋肉です。これは一般に筋肉ポンプと言われています。
長時間座っていたりすると、筋肉が使われないため循環が悪くなるのです。
女性は男性に比べむくみやすいのは、女性は筋肉が少ないからなのです。

確かに仕事が忙しく座っていなければならないのは仕方のないことかもしれませんが、せめて1時間に1回くらいは椅子から立ち上がり膝の曲げ伸ばしをしたり、かかとを上げ、つま立ちするくらいの運動は必要ではないでしょうか?

お昼休みなどは軽く散歩をしてみたり、仕事が終わった帰りは少し遠回りして歩いたり、下半身を使う意識を心がけることによって充分むくみを解消できます。

常に意識をすることが最も重要なことなのです。