メタボリック・シンドローム ぽっこりお腹解消運動

食べてはごろ寝という生活を続けてしまうと、お腹周りが大変なことになります。お腹を引き締めるための運動方法はいくつもありますが、より効率的な運動の理論があります。

お腹周りが気になる
以前にもお伝えしましたが、メタボリック・シンドローム診断基準の1つに、ウエスト周囲径が男性では85cm以上、女性では90cm以上というものがあります。
この基準値は、腹部CTなどで測定した場合、内臓脂肪量が男女ともに100平方センチメートル以上になるという推定です。
この基準値(数値)に異論を唱える研究者もみえるようですが、肥満そのものは健康にとって好ましいことでないことは事実ですね。

あるサイト読者アンケートの結果、読者の方から「とにかくメタボにひっかかりたくないので、お腹を引き締める方法を知りたい」というご意見が寄せられたそうです。
本来、健康法というのはバランスよく体全体に気を使うことが大切ですから、お腹だけを引き締めればいいというものではありません。
しかし、せめてお腹だけでも引き締めたい、というのも理解できます。まずはメタボの基準をクリアした上で全身の健康を考えればいいのではないでしょうか。

お腹を引き締めるトレーニング
お腹がたるんでいる人は、単に食べ過ぎだけではなく運動不足も大きな原因となります。
しかし、毎日運動をしましょうでは、現実には途中で断念してしまうことも多いのも事実で、また、年齢にもよりますから、あまり無理をしない程度で始めて、徐々に慣らしていくのがいいのではないでしょうか。

できるだけ効率的に短時間でお腹を引き締めるトレーニング法を知ることにより、効率の良い脂肪の燃焼法を知ることが必要です。

効率的に脂肪を燃やす
運動にも有酸素運動、無酸素運動とに分けられ、単純に表現すると、普段どおりにできるだけ普通の呼吸をしながら酸素を体内に取り入、汗をかきながらするのが有酸素運動であり、ジョギングやウォーキングなどがあります。
反対に、息をこらえて身体に負荷をかけ、激しく筋肉を使用するのが無酸素運動で、腹筋やスクワット、腕立て伏せなどがあります。

脂肪を燃焼させるには有酸素運動のほうが効率的という一般的な意見がありますが、その一方、初めに無酸素運動を短時間行ってから、時間をかけて有酸素運動を行うことが最も脂肪を燃焼しやすいのではないか、という理論もあります。
この理論を応用して、例えば腹筋運動を行ってからジョキングをするなど行えば効果的ではないでしょうか。

効果的腹筋運動
短時間でよりお腹を引き締める腹筋運動として、筋肉を増強させるためのトレーニングでば、筋肉の曲げ伸ばしを伴わない、等尺性運動というものが効果的です。
仰向けになって足を少しだけ浮かべたままの姿勢を維持する、といったものです。 漸増抵抗運動(ざんぞうていこううんどう)の理論を用いて、同じ姿勢で30秒間耐えることができる人は10秒、少し休み次は20秒、さらに少し休み最後に30秒を1セットにして行うと効果的です。

また、8の字訓練というものがあります。
同じく仰向けに寝て、両手は腰の位置に置き、両足をそろえて挙げ、数字の8を横にした形(∞)を宙に描くように動かす。
これは、非常に効率的に腹筋を鍛えることができます。ただし、普段から運動をほとんどしたことのない方がいきなり行うのは辛いでしょうから、両足をそろえて挙げる等尺性運動から始めてみてはいかがでしょうか?

更にお腹を引き締めるためには、避けて通ることのできないのが食事の問題です。
なるべく腹持ちの良い食事を夕食に摂ることがポイントです。
たとえば、蕎麦(そば)には食物繊維が豊富に含まれていますので、消化するまでの時間も長くかかります。
このため一度食べればなかなかお腹が空きにくい、つまり寝るまでに他のものを食べずにすむというわけです。
しかし、毎日おそばだけを食べるわけにはいきませんから、様々な食品を摂ったほうがもちろん健康的です。1日3食、いろんな食べ物を楽したいですね。